道路陥没に気をつけようw

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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090704dde041040032000c.html
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財団法人「道路保全技術センター」(東京都)が道路陥没の危険性を調べる国土交通省発注の路面下空洞探査業務を独占的に受注し、ずさんな調査をしていた問題で、センターが昨年度に受注した業務の空洞発見数が前年度に比べて激減したことが3日、分かった。自民党の河野太郎衆院議員が入手した資料で明らかになった。センターには経験豊富な専門技術者がおらず、国会などで問題になっており、調査の信頼性に対する疑問がさらに高まった。
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道路のアスファルトの下の土が、雨水などの要因で流出し、空間ができ、ある日突然道路が陥没する。これ自体は、時々ニュースになる。

一応、以前から、空洞調査が行われ、危ないところは穴埋めの補修工事がされてきた。見落としたところが、残念ながら大事故になっていたのだろう。
ところが昨年、この調査の受注をした、国交省の天下り先が、最悪なことをしでかした。競争入札の形だが、評価点の配分などを仕組み、実際は特定の会社に落札させられるようになっていて、調査能力が無い天下り団体が落札してしまった。

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探査は、レーダー搭載の特殊車両が高速走行しながら調査するもので、東京都大田区の民間企業が約20年前に開発。国交省から独占受注を続けてきたセンターは、この開発企業から出向させた専門技術者に業務をさせていた。しかし、国交省が08年度に新契約方式の簡易公募型プロポーザルを導入し、開発企業とセンターが受注を競い合うライバル関係になったため、開発企業は技術者全員をセンターから呼び戻している。
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独占に問題があったからなのか、受注を競争できる制度だけ導入して、国交省の天下り団体と民間企業が競争したように装った。で、結局天下り団体に受注させたところ、競った民間企業の協力なしには、天下り団体は調査能力が無かったわけだ(大失笑)
http://www.hozen.or.jp/center/

問題はその先。その天下り団体は、調査する車輌は保有しているので、一応調査したけど、調査結果を読み取る能力が無く、虚偽の調査報告をでっち上げた。結果、巨大な空洞が放置される結果となり、命に関わる問題に発展。空洞があると言われた場所に、空洞が無いのはまだ良い。しかし、空洞は無いと報告された道路が、実はいつ陥没するか分からない、補修の必要がある状態で、何十箇所も放置されている。

気温が高い最近は、アスファルトが弱くなるので、特に危険度が増す。
天下りのために、国民の命が失われる危険が生じるという、最悪のパターンだ。
つか、明らかに不法行為だろ。相手が天下り団体だろうと難だろうと、国は騙されたのだから、刑事事件に発展してもおかしくない。もちろん、そんなことになったら発注した側の国交省の役人にも問題が飛び火するので、しないわけだ(苦笑)

http://www.taro.org/blog/index.php/archives/1050
身近な場所の道路がヤバイというのは、ちょっと驚く。

ででで

緊急に再調査をすべきなのに、国交省は何ヶ月も引き伸ばしや、もみ消しを図り、ズルズルと調査が遅れてきたのが、やっぱりこの政局のドタバタを利用して、8月に調査の予定がくまれた。

http://www.taro.org/blog/index.php/archives/1092

このタイミングなら、うるさい政治家の目を盗み、手抜き調査を隠蔽できるって算段か?...最悪だ。

これで、選挙前に事故でも起きたら、選挙の新しい争点になったりして...

とりあえず、注意のしようが無いけど、皆さん暑い日は道路に気をつけませう(苦笑)


ちなみに、上記の河野太郎のブログの下に書いてある、カンボジアのODAの問題というのは、ODAでカンボジアに国道を作るという一見素晴らしい話に見えて、実は対象予定地の住民の土地を補償なしで取り上げ、追い出すという、人権侵害を外務省がやらかそうとしている件。相手国の人権概念が弱いからなのか知らんけど、日本じゃ許されない行為に金出すなよー。立ち退き料まで、ちゃんと計算しろよー。

援助地域の住民に恨まれる、素晴らしいODAは、誰の懐が暖まるのだろう?

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このページは、ranpouが2009年7月30日 01:13に書いたブログ記事です。

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