2030年のエネルギーの3択(古川大臣が取りまとめたやつ)について、
http://www.sentakushi.go.jp/
今日から、さいたま市を皮切りに国民からの意見聴取会が始まる。
http://kokumingiron.jp/
2030年に、原発をゼロにするか、15%にするか、20~25%にするかの3択。8月12日のパブリックコメント締め切りまでの約1ヶ月が、国民が未来を選択するための意見表明期間という感じだ。
もっとも、パブコメだけなら、今までだって様々な場面で国民の声は無視されてきたわけで、期待できないかもしれない。しかし、今回はちょっと違う。当初、7月末で締め切りだったのが、8月の討論型世論調査の終わった後に延長された。
討論型世論調査って何?という人は、以下を参考に。
http://keiodp.sfc.keio.ac.jp/?page_id=22
討論型世論調査が実施されるというだけでも面白いけれど、パブコメもその後に延長するというのは、政府が国民の声をマジメに聞こうとしている様子が一応うかがえる。自民党時代に、バレて大事件になった、やらせタウンミーティングとは大違いだ。討論型世論調査を考案したスタンフォード大学の教授が、監修委員会委員長として参加し、中立性も担保する。
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120705/20120705.pdf
マジだ。
思うに、毎週金曜の首相官邸前のフラッシュモブ型抗議運動が、ちゃんと価値があった証拠ではないか。あの抗議運動がなかったら、ここまでマジメに国民の意見を聞こうとはしなかったかもしれない。というか、これは凄いことだ。討論型世論調査とかパブコメが本当に機能したら、日本の民主主義1.0始まった(2.0じゃないよ。今まではβ版だったからw)って感じ。
もっとも、事業仕分けよろしく、いつの間にか骨抜きにされるかもしれないし、討論型世論調査の結果をどの程度政策に反映させるかも、政府は明言を避けている。呑気に喜んでばかりもいられない。しかし、前進は前進だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012070202000118.html
東京新聞は、いい記事書くね。
それを産経が記事にすると、こうなっちゃうけど。
「原発で討論型世論調査 国民に丸投げ、政策ゆがめる懸念」
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120707/mca1207070501003-n1.htm
いつも思うのだけど、産経の考える理想国家像って、中国なんじゃないか?(苦笑)
で、今夜21時からのNHKスペシャルに、古川大臣が出演し、エネルギー問題について語るそうな。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0714_2/
その前に、「エネルギー・環境に関する選択肢」のPDFに目を通しておきたい。
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120629/20120629_1.pdf
2030年の日本の姿が決まるかもしれない、重要な約1ヶ月が始まる。
さぁ、みんなで考えよう!
■蛇足
ところで、昨日初めて、首相官邸前のフラッシュモブに参加してみた。
理由はフォーサイトのフォーラムにコメントとして書いた。
http://www.fsight.jp/forum/11544
コメント13です。
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