前回に引き続き、インフルエンザ話を。
他国では、マスクは推奨されず、一般人の日常での使用は、むしろ否定している国すらあるというのは、ちょっと知っていた方が良い。
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/5fa28147ecbbedb58fddbf0e2ef668c8
適切なマスクの使用方法が浸透せず、結局効果は見込めない上、むしろ逆効果という考えだ。
だから、前のスレッドに書いた政府の広報ビデオで「感染予防効果は明らかではありませんが」なんて言い訳する必要があるのだと、納得。
ところで、foresight6月号に、田代眞人インフルエンザウイルス研究センター長が記事を書いていた。
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/main_frame/main1_2.html
内容としては、やはり、今回は予行演習という本音が語られてた。そういうことは、一般店頭で売られないような雑誌に書かず、もっとメディアで公言して欲しい。10年前から新型インフルエンザ対策を警告してきた人だけに、なんか、記事に自信がみなぎっていたw
しかし、同じ人物が、新聞記事じゃ
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1955.html
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「少しナーバスになり過ぎているところがあるかもしれないが、後手後手になって大きな被害が出るよりは、やり過ぎの方がいいかもしれない」
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なんて言ってるわけで、大衆向けには本音は語らないらしい。
結局、予行演習なら予行演習と、明確に宣言すべきだろう。
恐怖心を煽って、練習できたつもりになってるのは、大きな間違いだ。
次に本番がきた時、練習の成果を生かそうと同様に対策を強行しようとしたって、もう慣れきった国民は、狼少年の言う言葉に耳を貸さないかもしれない。
で、厚生労働省は、やはり雲行きが怪しく...
http://newinfluenza.blog62.fc2.com/blog-entry-478.html
そろそろ、インフルエンザ対策による経済状況の悪化で、自殺者が何人出るか数えるべきじゃないかと思い始めたけれど、22日に決まった方針で、経済産業省は中小企業対策を具体的に打ち出してくれた。
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=41002
http://www.meti.go.jp/press/20090522006/20090522006.pdf
>また、関係事業者団体・独法・政府系金融機関等に対して、事業自粛の要請は行わない。
GJ
5/26追記
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2605558/4162790
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009052502000146.html
マズイ状況だと思うのだが...
http://www.city.tatsuno.hyogo.jp/Topics/Info/kikikanri/KaniMask.htm
http://www.pref.oita.jp/10400/singata/0521infula.html
手作りマスクでググルと、世の中恐ろしいことになっている(苦笑)
これで本番、効果の不明確な手作りマスクで、予防は十分という誤解が大流行するんだろうと思うと、安易にマスクを推奨した側の罪は重い。メディアは、手作りマスクの危険性について、責任を持って報道すべきだ。手作りマスクは、あくまで、まともなマスクが転売目的や買い占め目的で品薄となっている今だけ、緊急避難的な選択に留めるべきだ。他国が、感染者以外のマスク使用を推奨しない理由は、正にこの様な、不適切な手法が蔓延する危険を認識しているからだろう。
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