東京は、被災地支援のために被災者意識を持つことは、重用だとは思う。電力供給源の原発が壊れたという意味じゃ被害があるし、確かに地震で死者も出た。しかし、いわゆる復興が必要というほどの物理的損害は少ない。東北はもとより、お隣の千葉と比べても、「被災地です」なんて言えた柄ではない。食の不安の問題は、東京が地方の食材に依存しているからだし、放射性物質の影響も、電力使用が不便なのも、東京の被害の直接の結果ではない。経済的損失は、間接的なものだ。
そんなところで、東京が「復興五輪」なんて言うのが、正直、都民として恥ずかしくてしょうがない。
前回招致失敗した時も、招致賛成してる都民に会ったことがなかった(話題になると、誰もが馬鹿にしていた)。今だって、やるにしても東北主体なら分かるが、東京が主体になることを不思議がっている意見が大半ではないか。
津波が日本人の我欲を洗い流すと言って4月に再選した都知事は、どうしてそこまで、オリンピックを招致したいという我欲を捨てられないのだろうか。
東京自体に大義がないのに、被災地の皮を被って同情を買ってまで、どうしてオリンピック招致したいのか、理解できない。高度経済成長期からバブルまでドップリ堪能した世代って、欲深くなっちゃうものなのだろうか。それとも、人間、歳をとると、厚顔無恥になるってやつか。
関係ないのだけど、ふと昔、新宿西口で傷痍軍人の格好で物乞いしている人を、「偽物じゃないの?」と冷ややかに眺めていたのを思い出した。
前回、2016年の招致に失敗した時、都知事は
http://www.news24.jp/articles/2009/10/04/07145004.html
「他国のプレゼンテーションに比べて、格段に良かったと思うが、得点につながらないという裏に見えない力学が作用するのかな」とか、フランスの戦闘機購入と引換えにブラジルが買収工作をしたとか、ペラペラと負け惜しみを口にして、それが国際的にニュースになって、反感をかった。
『リオが"石原発言"に抗議 「ブラジルを侮辱」』
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100601000869.html
こんな形でIOC批判をした人間が、どうやったら再評価されると思っているのだろう?
答えは簡単。
都知事は、前回の失敗から学んだことを生かすと言っている以上、買収工作という見えない力学とやらを活用するわけだ。正攻法じゃ勝てず、買収工作に負けたと公言しているのだから、学んだ手法とは他にない。
是非、記者の人には、記者会見とかで都知事に質問して欲しいポイントだ。
「買収工作にいくら予算を?」とか(苦笑)
で、「都は汗をかいて金も出す、施設もつくるから」とか言ってる。
http://www.afpbb.com/article/sports/sports-others/sports-others-others/2813460/7507098
他の新聞じゃ、「都が汗をかいて血みどろになって金と施設をつくるから」とも表現されていた。
既存施設を使いまわすって話が吹っ飛んでるのもアレだけど、やっぱ、今買収に使う金があったら、そのまま復興に使って欲しいよ。
買収工作でオリンピック招致できて、都知事の我欲は満たされるとしても、本人は開催まで生きてるかどうかも分からないのに...キモイなぁ。
今、都民としては、気持悪さと恥ずかしさが同居した、キモハズイという不思議な気持ちだ(涙目)
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