午前中は「What 3D API for Java Should I Use and Why?」というPanelsに参加。 翻訳放送を聞くが案の定日本語が変。
まぁ、VRMLとJavaを臨機応変に組み合わせるべきという話は分かったけれど、 SGIとMSの代表者は自分とこの宣伝ばかりに思えました。題名のJavaの3D API については、当事者のSUNの代表一人だけがJava 3D APIを使って作ったらしい 3Dアニメーション使って頑張って宣伝してましたが、最後にコンピュータを 子供に教えているという人の客席からの質問で、「何で我々は、そのような 些細な目的のために、今までのOpenGL等の他にもう一度Java 3D APIを 学ばなければならないのか?」とつっこまれ、会場はその質問を肯定する拍手が 一斉に(爆)
「SGIとMSは、サポートするのか?」という質問に、両者とも「サポートの 予定は無い」「まだ主流じゃない」で、SUNの立場無しで、可哀相でした。
その後、Special Sessionsとして「New Realities in Film Production: The Process of Creating Digital Visual Effects」も聞いたのですが、 これは翻訳が無い上に、参加者が早口で笑い話を連発してたようで、僕には チンプンカンプンでした。時間が惜しいので、爆笑の渦の会場を後にしました。
次のPanelsまでの時間、初日に少し見ただけの展示会場へ。
ベリーダンスをモーションキャプチャーするダンサー。
ここもリアルタイムでディスプレイの熊に演技させるてるモーションキャプチャー。
ここは同じリアルタイムのモーションキャプチャーでも、何と画面はWWWブラウザ。 もうVRMLで人間のキャラクターにリアルタイムでアニメーションさせるなんて ことも、出来るようになったのですね。
犬も歩けばモーションキャプチャーに当たるってな感じで、色んな場所で モーションキャプチャーしてました。場所をとる光学式は、一社だけ展示してる だけのはあったのですが、何とそこでは我らがDK−96(今は97)こと ヴァーチャルアイドル 伊達杏子のミュージックビデオが流されていてビックリしました。
また、3DCGの世界を直に感触として触れる機械を出してる会社もあって、 僕は目玉のCGを棒で突っつけるというのをやったのですが、何とも表現出来ない 目玉の弾力の気持ち悪さは感動モノでした。
そうそう、この日は実は、昔懸賞で当たった創竜伝のTシャツ(天野さんの描いた 竜堂兄弟の絵が背中にデカデカとあるやつ)を着ていたのですが、SGIのブースで 並んでいた時に見知らぬ外人にまたもや「そのTシャツはどこで手に入れた?」と 突然英語で聞かれました。日本と答えると、やはりガッカリした様子で、 「日本から来たのか?」とか「それはファイナルファンタジーの絵か?」と 質問してきました。どうやらファイナルファンタジーが大好きらしい。 天野さんはファイナルファンタジーの絵もやってたなぁ、と思い出しながら、 「これは創竜伝だ。知ってるか?」と聞くと、創竜伝は知らない様子。 「田中芳樹は知ってるか?」と聞くと知っていて、「彼のペンネームか?」とか 勘違いを始める。「彼の本の名前だ。天野さんはそこで絵を描いてる。」と説明すると 納得した様子で、今度はドラゴンボールのファンだの高橋留美子のファンだの、 らんま1/2が好きだのうる星やつらだの言い出して、彼が日本の漫画・アニメの マニアであることは、十分に分かりました(^^;;;
そう、このTシャツは、正に彼のような外人に声をかけさせるために 持っていったのです(自爆)
この旅に持参したこの他のTシャツは、初日のジャングル大帝から鉄腕アトム、 ブラックジャック、パトレイバー2を2枚、少しまともで東京現代美術館という レパートリーで、次の日に東京現代美術館のTシャツも目出度く声をかけられました(爆)
皆さんも、こういう場所に来る時は、服装に気を付けましょう。
そうこうしているうちに、最後のOnline Panelsの「Putting a Human Face on Cyberspace: Designing Avatars and the Virtual Worlds They Live In」の時間となりました。
VRMLの仮想空間で、アバターを使ったことのある人も多いでしょうが、 これは正にそのアバターに関するパネルディスカッションでした。
最後の最後まで酷い翻訳で、特にこの回は酷く、後半は何を喋っているのか 全く聞き取れなかったです。これなら、無理にでも英語を聞く努力をした方が よっぽどマシといった感じで、残念ながら内容の大半を理解出来ませんでした。
唯一分かった(と思ってる)話は、「仮想空間におけるアバターの
ヴァーチャル・アイデンティティ」という内容で、人間が仮想空間で
アバターを使って生活するには、現実世界のアイデンティティとは別に
ヴァーチャル・アイデンティティを形成してウンタラカンタラ....
というやつで、「そこまで考える必要があるのか?」
「逆にこの国じゃ、そこまで議論が必要なくらい、進んでいるのだろうか?」
と、僕は悩んでしまいました。
確かに、数年後にはVRMLとJavaの組み合わせで仮想空間でのマルチユーザー による社会が商用化されるでしょうが、まだまだダイアルアップ接続してる身では イマイチ実感出来ないレベルの話でした。
でも、アバターの歴史のような説明では、アニメのキャラクターの話が出て、 「攻殻機動隊」のバトーや、「アキラ」の金田の顔がデカデカと映し出されたりして、 ビックリしたりもしました。
注)どなたか、この日の詳しい内容を理解されていて、上の話は間違ってる という方がいれば、是非教えてください(^^;;
ということで、SIGGRAPH97会場を後にしました。ちなみに、 この帰りのタクシーの運転手はメキシコ系で、「そのホテルには2回 行ったことがある。大丈夫」等と不安になることを言ってくれましたが、 前日よりも少し安く到着しました。
さて、宿泊してるホテルはサンタモニカ桟橋の目の前なのに、考えてみれば まだ一度も海へ行っていない。これは勿体無いということで、早速桟橋へ散歩に。
桟橋の先では、多くの人が釣りをしてました。
桟橋と言っても、ここは普通の桟橋ではありません。途中に小さな遊園地や、 ゲームセンターまであるのです。この写真の観覧車に見覚えがある人も居るでしょうが、 これは映画「1941」(あれ?1942だっけ?忘れてしまった...)で 日本海軍が敵の新兵器と間違えて攻撃したアレです(笑)
また、丁度桟橋で「TWILIGHT DANCE SERIES `97」というお祭りをやっていて、 レゲーのコンサートが始まったところで、その警備のための騎馬警察にも会えてました(^^)
天気が悪かったので海岸も空いてました。
夜8時からTVでスタートレックの放送があるというので、一度ホテルに帰りました。
夜は、同室の伊藤さんとその知り合いの人たちに付いていって、 バーガーキングでハンバーガーを食べ、例によって3rd Street Promenadeを散歩して、 10:30から上映の映画(ジョージ オブ ザ ジャングルとかいうギャグモノ)を見て、 夜中0時過ぎにホテルへ帰りました。
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