ラスベガス5日目。早くギャンブルに集中するため、前回97年に乗れなくて悔いの残っていたストラトスフィアのライドものを制覇するのがこの日の第一の目的。


ここ、パリスホテルのエッフェル塔に登らずにいられるかってことで、とりあえずエッフェル塔ツアーのチケット購入。すぐに登れるわけではなく、数時間後を指定され、集合するようにとのこと。調度良いので、ストラトスフィアタワーへ向かうことに。

やはり、CATを使うと便利に安く移動出来る。ハズだった...フラミンゴヒルトンの前の乗り場で待つこと数十分。全然バスが来ない!やっと来たと思ったら、直ぐに満員となり結局乗れない。 時間がもったいないので、少しでも先に移動することに。

ベネチアンまで来てしまった。ここも、半端じゃなくぶっ飛んでるホテルだ。建物の前には水の都ベニスを意識した水路があり、ゴンドラにお客乗せてました。 写真撮ろうと思ったら、近くの停留所にCATが来たので、撮らずに駆け込んでしまったのが心残り。

で、いきなりストラトスフィアタワー展望台より。左は、先に宿泊したラスベガスヒルトン。右は、遠くに巨大なホテル群が見える。前回来た時は、夜で絶景だったことを思い出した。ラスベガスは、やはり夜のネオンが一番だ。

強風で結構寒い。びりー君も、流石に完全に出すわけにはいかず、鞄から顔を出すだけ(笑)

これが、地上273メートルにあるローラーコースター「ハイ・ローラー」とフリーフォール「ビッグ・ショット」。ちょっと、ロクな写真が無くて状況が伝わらないのが残念。 ここに来た目的は、これに乗ることだけ。確かに凄い風景だから面白いけど、ハイ・ローラーはタワーの周囲をグルグル回るだけだった。びりー君を抱えて乗りました。 ビッグ・ショットは、流石に一人で乗りましたが。とりあえず、これで前回の無念は晴れました(笑)

さて、エッフェル塔ツアーに参加する為にホテルに戻りました。これは、エッフェル塔のエレベーターに並ぶ橋と、その上から見下ろしたカジノ。天井は空が描かれています。 そうそう、戻りは時間の関係でタクシーを使ったのですが、運ちゃんに「パリは行ったことあるか?」って聞かれて、最初てっきりそのホテルのことだと思って「ある」と答えたら、運ちゃんが困惑気味になり、無口になっちゃったって、 気が付いて慌てて「ホテルの話じゃなくて?本場はないです。」って訂正したら、急にニコニコして「おおー、そうそう、俺も行ったこと無いんだよー。友達友達(笑)」とか言い出したのが笑えました。 ちょっとメキシカン入ってる運ちゃんだったけど、フランスはお嫌いのようでした(^^;; 最後、チップ渡す時も「我が友よ!」みたいなこと繰り返してました(爆)

塔の上からだと、前にあるホテルのベラッジオ名物の噴水の配置が丸見え(笑)こんなのから、あんな奇麗な噴水が出来るとはある意味吃驚。 あと、この展望台は周囲がフェンスで囲まれているせいか、ストラトスフィアタワーほどの迫力が無いのが残念。 途中の階にレストランもあるのですが、そこは完全予約制で、出来ればスーツ着用した方が良いような店だそうです。一人だし、面倒なので却下。

夜、またMGMの方まで歩き、陸橋でニューヨークニューヨーク側に渡った時の写真と、これから向かうエクスカリバー。 実はこの前に、サンレモというラスベガスで唯一日本人が経営しているホテルへ行き、そこの無料カジノレッスンを受けてきました。 ホテル自体は普通で、ラスベガスではこじんまりしている方なのですが、1時間くらいかけて丁寧に色々教えてくれました。キノ、ブラックジャック、 ルーレット、スロットマシンなど、知ってるようで知らない基本的なことの勉強になりました。カジノ初めての人は、ここで説明を聞いているのとそうでないのとでは、本番での緊張度が違うと思うので、是非足を運んでみましょう。 そうそう、ここに来るまで、誰かが言ったことを信じてカジノの勝ちに税金がかからないと本気で信じていたのですが、大嘘でした。 まかりまちがって大勝すると、ネバダ州から30%、残りから更に50%近く日本政府に取られてしまうというのが事実です。勝ちすぎに気を付けましょう(苦笑)

エクスカリバーの目玉は、「Tournament of Kings」というディナー付きの中世の騎士ショー。ここでチケット買って、時間になったら入り口に集まる。

もちろん全席指定だが、席の位置によって自分が応援する騎士の国が決まっている。僕は確かノルウェイだったかな。馬が驚かないためか、フラッシュ使えなかったので、ボケた写真ばっかですみません。 ショーの前と後の写真だけで、何だか分からないでしょうが、かなり楽しかったです。騎士同士の一騎打ちや、剣、斧を振り回した戦いは迫力満点。 あれ、盾で受け損ねたり避け損ねたら、絶対重傷です。効果音じゃなくて、本当にぶつかり合う音がアリーナに響き渡ってました。 面白いのはそれだけじゃなくて、観客を巻き込んだパフォーマンスもお下品で最高。まず、食事は素手で、鶏の丸焼きとか食べなければいけません。 ショーに合わせて、ドリンクを一斉に飲み、「プハー!」と声に出さなければいけません。拍手の代わりに、テーブルを両手でバンバン叩かなければいけません。 これ、一人だったからちょっとアレでしたが、知り合い同士だったらきっと盛り上がることうけあい。誰か、今度一緒に行きません?(笑) あと、各国の騎士の配役が微妙。ロシアは、やっぱりちょっと狡猾で、他国を応援しているお客からはブーイングの嵐。それが、全員の共通の敵が現れるや、ちょっと頼れる奴になったり(爆笑) 確か、映画の「ケーブルガイ」で、ジム・キャリーもここへ来てましたが、あの話では最後に観客同士の騎馬戦がありましたが、流石に本物では有りませんでした(^^;;

食後の運動も兼ねて、エクスカリバーからまた歩いて戻ることに。ALL STAR CAFEが見えますね。あ、そうそう、バスが走ってますが、ラスベガスのバスは24時間運行してます。 左下は、ポケモングッズを大量に並べている変なショップ。

夜のパリスとベラッジオ。やっぱ、夜ですね。

何でいきなり自販機の写真なんてと思った方へ。ここの自販機は腐ってます。このペプシのものを良く見たのですが、どれも酷い機械です。 小銭を連続で入れると、カウントされずにお金が消えます。引っかかって戻ってきたりはしません。コイン一枚一枚、 ガチャンと落ちる音を聞いてから投入しなければ損するのです。また、使用出来ない額(1セントとか)のコインを入れても同様で、そのまま消えます。 戻ってきません。引っ掛かりもしません。これも国民性の違いなんでしょうか...気を付けましょう。

この夜から、ギャンブルに本腰を入れ始めた。とりあえず、トラベラーズチェックは全て換金してしまった(カジノでは直接現金化できる)。 バカラ、ルーレット、ブラックジャック...詳しくは23日分に。 この夜、1人の敗者に出会った。夜中、閑散としたパリスの街中をバリーズホテル方面に歩いていると、通りの向こうから背の高い白人男性が、正にフラフラと近づいてきた。 目はトロンとしていて、全身脱力していて、ちょっと押せば倒れそうだった。彼は、僕の目の前で立ち止まると、おもむろに自分のシャツに手を突っ込み、ネックレスを引っ張り出した。 「ヘイ、こいつゴールドなんだ。買ってくれ。ゴールドなんだぜ。本当だ。」とか言ってた。 僕は「ノーサンキュ」と言って立ち去ったのだけれど、いつまでも背後では「金なんだ。本当だぜ。買ってくれよ!」という声が虚しく響いていたのでした... こんなこと、本当にあるんだなーとか感慨にふけってしまいましたが、あの人はあの後どうなったのか、ちょっと心配です。 明日は自分の姿かな...


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