ウェールズ特集


前回の広島で、イギリスにおいてアニメーションが発展している大きな理由の一つに、TV局チャンネル4の支援があるということは聞いていたが、今回はウェールズにおけるアニメーションの発展が特集としてまとめられていました。 独立系作家・プロダクションは、ウェールズ語チャンネルS4Cの開局とともに、その支援を受けて急速に発展してきたという解説がなされていました。 こういう話を聞くといつも、日本はどうだろう?と考えてしまいますね。TV局が文化を育てる気なんて、毛頭無さそうですね。

さて、ではどういう作品があるのかと言うと...
いきなり最初から「ゴッグズ:ピット(Gogs-Pit)」でした。前回のコンペにも出てきていた、大馬鹿原始人家族の大間抜け大騒動なシリーズのクレイアニメです。 前大会ではコンペ作品だったので、詳しくは知らなかったのですが、どうやらかなり人気があるらしく、もう一本「ゴッグズ:ケイブ(Gogs-Cave)」もこの日上映されました。 同じイギリスのクレイアニメでも、「ウォレスとグルミット」なんかとは全然逆をいった感じ(その辺がウェールズ?)で、とにかく馬鹿笑いで、なんとも憎めない間抜け面が人気の元なのでしょう。 一応、ここに小さな写真があります。 題名と内容が全く結びつかない「サウンド・オブ・ミュージック(The Sound Of Music)」というのが、もうゲロゲロで、何でも食っちゃうオオカミがやりたい放題のとっても癖のある絵でした。 この作者は、同じ絵柄でいくつも作ってる結構有名な人で、前回の広島で初めて作品を見た時はキョーレツな印象を受けましたが、何度見ても インパクトあります。

他、ブルドック(イギリス)がイングランドや世界を踏みにじり、自分のものにしてしまい、おごって寝ていると地球が大きくなって、ブルドックもプードルに...というその名も「ブリタニア(Britannia)」も、なかなか面白かったです。 これは、コンペに「フェイマス・フレッド」を出してる同じJoanna Quinnさんの作品ですが、「フェイマス・フレッド」をやるような人がこの手の風刺作品も手がけているというのは、ちょっと驚きました。


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